if X < 0 then
begin
if Y < 0 then
begin
Exit;
end;
end;
コンピュータはある周期(クロックサイクルという)ごとに命令とデータをメモリ(データやプログラムを記憶する装置)から取り出す。取り出した命令を実行し、結果を格納し、また次の命令を取り出して実行…という流れ。まあ平たく言えば凄く早い周期で命令を実行しているってことですね。
ハードウェアとはコンピュータを構成する電子回路やディスプレイなどの物理的な実体のことを指します。これに対し、コンピュータを制御する手順・命令をまとめたものをソフトウェア(≒プログラム)と呼びます。
ハードウェアには大きく分けて、プログラムに従って演算を行なう処理装置(例・マイクロプロセッサ)と、データの保存を行なう記憶装置(例・メモリ)、人間が命令するための入力装置(例・キーボードやマウス)、処理結果を外部に知らせる出力装置(例・ディスプレイ)の4種類があります。
私達はソフトウェア(≒プログラム)を作ることでハードウェアを動かしています。
OSは「オペレーティング・システム」の略です。Windows XP、MeとかLinuxとかOSASKがこれに含まれます。
OSは、コンピュータシステム全体を管理するソフトウェアです。基本となるソフトウェアなので「基本ソフトウェア」とも呼ばれます。OSが無いとハードウェアはただの箱同然になります。
プログラミングとは、プログラミング言語を用いてプログラム(=コンピュータへの命令のまとまり)を作成することです。
コンピュータは0と1で構成された「機械語」での命令しか理解できません。しかし、0と1だけで人間が命令を作成するのは難しいことです。
此処で、一度人間向きに作られた「プログラミング言語」(高級言語、とも言い、人間向けであるほど高級と言われます。)で命令を書いてから、「コンパイラ」というもので「アセンブリ言語」に翻訳してもらいます。さらに「アセンブリ」言語を「機械語」に翻訳してやっとコンピュータが理解できる命令になります。
英語の本を日本語に翻訳してくれる翻訳者をイメージするとわかりやすいでしょう。
ちなみに、プログラムを実行すると同時に機械語への変換を行う言語をインタプリタ言語といいます。こちらは英語の本を日本語に読み上げてくれる通訳者をイメージするとわかりやすいでしょう。
「高級」言語だからといって高価なわけでもないし、偉いわけでもありません。人間がわかりやすい言語です。
人間がわかりやすいように作られているので、コンパイル(=実行)した時の動作が遅くなりやすいという欠点があります。普通は高級言語から勉強し始め、だんだんと低級言語に慣れてゆきます。
此処では、「Delphi」という統合開発環境を使用します(統合開発環境とはコンパイラ、テキストエディタ等をひとつにまとめたものです)。
Delphiは、もともと教育用に作られたもので、とても視覚的に使え、習いたてでも簡単に習得することが出来ます。Delphiというのは開発環境の名前で、使用している言語は「Object Pascal」というものです。
Delphiである程度勉強したら、C++などのObject Pascalよりも低級な言語に切り替えた方がいいといわれます。Delphiよりも汎用性が高いし動作が速いですからね。
コンピュータを利用する際には「コンピュータはただの機械であり、自らが表示する言葉を考えたり理解したりしているわけではない」ということを良く認識しておいてください。コンピュータは人間が動かしているものです。人間が作ったとおりにしか動かないので、使う人間によっては只の箱にもなりますし、文明の利器にもなります。有効活用しましょう。